葉酸不足による二分脊椎などの先天異常について

妊娠期に葉酸不足が起こると
赤ちゃんの先天異常の可能性が高くなると言われています。
そこで
葉酸不足が原因と言われる
 
二分脊椎
神経管閉鎖障害
無脳症
 
この3つを取り上げて説明したいと思います。
 
【二分脊椎】


細胞分裂を促す葉酸が不足するため神経管の成長がうまくいかず
脊椎管の中に入っているはずの脊髄が脊椎管の外に出てしまいます。

その脊髄が癒着や損傷を起こすことで
神経障害の状態になると考えられています。

妊娠の4週間前から妊娠12週までに葉酸不足が起こると
病気のリスクが高くなります。
 

出産後すぐに対処が必要な顕在性二分脊椎症
 
学童期以降に症状が出る潜在性二分脊椎症の2種類に分かれています。
 
顕在性二分脊椎症は
水頭症やけいれん、股関節脱臼、学習障害などの合併症のリスクが
あるので迅速な治療が必要です。

 
 

【無脳症】
赤ちゃんの大脳のほとんどが失われた状態のことをいいます。

死産や流産の可能性が高く、
出産後の生存率も極めて低いことから
 
日本の産科医が唯一中絶を促す赤ちゃんの病気だと言われています。
 

定期検診の際に行われるエコー検査で発見することが多いです。
 


二分脊椎と同じく
妊娠の4週間前から妊娠12週までに葉酸不足の状態が続くと
無脳症のリスクが高くなると言われています。
 
 
 

このように二分脊椎と無脳症で
注意が必要な時期が重なるのには理由があります。

神経管の下の部分で閉鎖障害が起これば
二分脊椎、そして神経管の上の部分で閉鎖障害が起こると
無脳症になると定義していて
この2つを合わせて
神経管閉鎖障害と呼んでいます。
 
妊娠6週の終わりころには神経管の閉鎖が完了するため、
早期から葉酸サプリを使用することが重要です。
妊娠する4週間前から葉酸不足に注意する必要があることも考慮すると
妊娠を意識し始めた時点で
葉酸サプリを使用して
必要な量をしっかり摂取することをオススメします。
 
当ブログでは
日々の葉酸不足を補えるよう
私も摂取していたベルタ葉酸サプリを紹介しています。
 
健康な赤ちゃんを産むために
葉酸の摂取を積極的に行いましょう!
 
 
         
 
 

このエントリーをはてなブックマークに追加